保健に関する講話~プレコンセプションケア~

2022年10月20日 15時39分

 サンフランシスコとオンラインでつなぎ、保健に関する講話を行いました。講師は、スタンフォード大学医学部に留学中で、国立成育医療研究センター周産期 母性内科プレコンセプションセンターに所属されている三戸麻子先生です。母性内科は、妊婦さんを診察する内科で全国に3か所しかないそうです。先生は持病のある妊婦さんを診察してこられた経験から、若い時から正しい知識を身に付け、生活習慣を整えることで将来の可能性を最大限に発揮してもらいたいと話されていました。アメリカに比べると日本の産科医療は進んでいますが、低出生体重児の割合はアメリカよりも高いという現状があるそうです。

 今回の講話で低出生体重児の何が問題なのか、若いころからの健康管理がいかに大切であるかを学ぶことができ、今が将来につながっていることを実感することができました。また、ボディーイメージや家族の在り方についても海外の現状を知ることができ、自分の価値観を見つめ直すよい機会となりました。いろいろな価値観があると同時に、選択肢も増えることになります。高校生の間は判断に迷うことや問題に直面して対処方法が分からないこともあります。そんなときのために、信頼して相談できる大人を作っておくとよいとアドバイスをいただきました。

 三戸先生、お忙しい中、ご講演ありがとうございました。

カリフォルニアと各HR教室をリモートでつなぎ配信しました。