菊花展について
園芸科学科
 今年も丹原高校の農場では、菊花展のために、生徒・教員が一体となって約千鉢の菊に毎日交代で潅水を行っています。

【1】 菊花展の歴史   
  秋の行事である菊花展は、周桑高等女学校時代の昭和11年、園芸部製作菊花展覧会として行われたのが最も古い記録として残っています。丹原高等学校となってからは、昭和27年に校内生徒を対象にした菊花展が行われ、翌年の昭和28年より地域の人々に公開されるようになり、本年で56回目を迎える歴史をもち、現在の園芸科学科の年中行事の中でも伝統を誇るものです。 
【2】 菊の栽培
  菊作りの実際の作業は、2年前からの土作りを基本に、前年9月に、良質な親株から、さし芽・株分けにより次年度の苗を育てる準備をし、3月に鉢上げをした後、新学年生に受け継ぐことになります。そして成長を見ながら仕立てのための誘引、芽つみ、摘心などの作業が繰り返され、最後の仕上げとして、大輪菊摘蕾と懸崖菊・盆栽菊の整形が行われます。この間、潅水や遮光も大切です。特に、梅雨期及び8月から9月にかけては、品種によって潅水の方法を変えるなど、菊と対話をしながらの作業になります。また、これらの菊の苗は、代々上級生から下級生へと受け継がれたもので連綿と続いてきたものであります。
【3】 主な菊の種類
懸崖菊 大輪菊 盆栽菊
 本校の菊花展の取り組みは、伝統として受け継いできたものを、ただ受け継ぐだけでなく、より良いものにしようという意欲の高まりをもって続けられ、そこに今日があることの重みが感じられます。
 また、育てる期間が一年間以上に渡り、毎日の積み重ねが大切であること、菊花展当日の販売の状況によって全てが評価されてしまうこと、自分一人だけでなく多くの人の手によって支えられていることなど、人の一生にもたとえられる重みすら感じさせられます。
 菊花展は、一日で終わってしまいますが、そこまでに至る過程を見るにつけ、仕上がった菊を大事に思わずにはいられません。


今年の菊花展
     10月25日(土曜日)
 恒例の丹高「菊花展」を、開催いたしました。